息子を国際人に その2 美しい発音を身に着けさせる

<幼いうちは音のみ>

子どもが幼い時の英語教育は、美しい音を身に着けさせ、英語に対する興味を持ち続けさせると言う2点に尽きると思います。母国語=日本語の体系が頭の中でできていないうちは、これ以上のことを学ばせようとしても無駄だと思います。かくして大阪の片田舎で私の執念のバイリンガル教育が始まりました。発音を残すためにはネイティブスピーカーの音を継続して聞かせる以外ありません。それもただ、音楽やビデオを流しておくのは、意識がそちらに向かないため効果が無いと思います。20年前の大阪の郊外には、ネイティブの保育士さんのいる保育園などなく、インターナショナルスクールなどもちろんありませんでした。たとえあったとしても離婚の母でしたので、経済的にそのような学校に通わせることは難しかったと思います。

 

 <週一回の一対一レッスン>

そこで私は息子に一対一のネイティブスピーカーのレッスンを受けさせることにし、電車で20分ほどのターミナル駅にある英会話学校めぐりをしました。学校には3年分ほどまとめて支払うと言うことを条件に担当して下さる先生とお話しさせてもらい、あまりにオーストラリアやニュージーランド訛りの強い先生、息子と(私と?)相性の悪そうな先生は避けました。父が定年退職して家におりましたので、週一回のレッスンに5才の息子を連れて行ってくれました。幸い息子は父が駅のベンチで毎週飲ませてくれたコーヒー牛乳に惹かれてか、喜んで通いました。この一対一のレッスン通いが17歳で交換留学に行くまで12年続くことになりました。

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