息子を国際人に 高校生になったら交換留学生に②

<AFS>

私たちは幸運に恵まれました。息子が入学した大阪の公立高校は20年以上、ニューヨークに本部を置くAFSと言う交換留学組織の提携校として、毎年留学生を受け入れていたのです。また、英語の先生のご子息が3年前にその組織でアメリカに交換留学に行って戻られたこともあり、先生もとても協力的でした。AFSは世界大戦中に傷病兵の救護輸送に携わったアメリカのボランティア組織American Field Service(アメリカ野戦奉仕団)の活動を起源に持ちます。1947年に交換留学機関としての活動を始め、現在の加盟国は60か国以上、交流国は100か国以上に及びます。同時通訳者として名高い鳥飼玖美子さん、元外相の川口順子さん、元財務官の榊原英資さん、歌手の竹内まりあさんなど過去には錚々たる方々がAFSで留学されました。

 

 <しっかりしたサポートシステム>

この組織の素晴らしいところは、受け入れるホストファミリーが完全にボランティアで1円の報酬も受け取らないところ、事前のそして留学中も現地でのしっかりしあ研修があること、現地でもリエゾン・パーソンと言うスタッフの方がいらっしゃり、不適応の生徒をできるだけ出さないよサポート体制あり安心なことです。実際に息子の高校から留学した先輩お二人にお話しを聞きましたが、一人は前述の先生のご子息でアメリカに行かれ、もう一人は3年先輩のお譲さんで、留学先はオランダでした。お二人ともとても充実した楽しい一年でしたとのことで、私たちはこちらにお世話になることに決めました。

 

 <選抜試験は思い込みが大事>

1年生の夏に選抜がありました。英語の志願書と簡単な筆記試験と面接だったと思います。英語の志願書は私が息子が分かる単語で書きました。(この部分は親や学校の英語の先生の助けが必要です。) 面接は難しいものではなく、息子の話から察するに“行きたい”と言う気持ちがどれほど強いかを見られるものだったと思います。うちの場合は5才から思い込ませているのでばっちりで、無事翌年の9月からの交換留学が決まりました。

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